ルイスキャロルな村上春樹
■村上×春樹
村上春樹著「東京奇譚集」を購入しました。
今週、村上春樹さんの本はこれで5冊めです。
春樹熱再来です。
大学の頃は村上春樹作品をけっこう読んでいて、
好きな作家の中の1人でした。
その昔は「せつない青春小説」を書く作家だと
思って敬遠していたのですが、
実はそんなことはありませんでした。
処女作「風の歌を聴け」を読んでもわかるように、
ブラックで、読者をくったような作品が多いです。
(あとがきを使ってまで、読者を騙しています)
青春小説、なんてとんでもない。
アイロニーがきいており、さしずめ
現代版不思議の国のアリスといったところでしょうか。
また、「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」の
創造力の圧巻。衝撃を受けました。
村上春樹は物静かな人のようですが、
頭の中の創造力は爆発してそうですね。
ところで、同じ村上でも、村上龍は全然タイプが違いますね。
こちらは創造力を使うよりも、
話題・トレンドのものをあえて題材にしている
マーケティング的作家、のような感じがします。
…話を村上春樹に戻します。
長編も当然面白いのですが、
短編の中にも好きなものが多いです。
「納屋を焼く」という短編があり
不条理な内容の小説なのですが、
実はただの、納屋(Barn)焼く(burn)というダジャレ、
と友人が解釈していました。
いやぁ、本当にそうだったら逆に深いですね。
2007年04月27日 レビュー トラックバック:1 コメント:0